2010年10月7日木曜日

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KeyShot 2.1をリリースされました。

弊社で扱っている製品にKeyShotというレンダリングソフトがあります。別サイトを立ち上げていて詳しくはこちらをご覧頂きたいのですが、最近、新しいバージョンをリリースしました。これがなかなか優れものでして、レイトレーシングソフトとしての画像の質感はかなりのものです。レイトレーシングソフト大きく分けると三種類ありまして(といってもあくまで個人的に、勝手に分類しただけですが)
・大規模なハードウェアを使って力任せ(RealityServerやDeltaGen Realtraceなどがこれです)
・計算をなるべく端折ろうとする簡易型(KeyShot, Bunkspeed Shot, Shaderlight, Photoview等々)
・チップレベルで解決しようとするもの(こちらでも紹介したCaustic Graphics)
となります。要するに処理が非常に重いのでどうしようか、という問題なのですが、その中の簡易型で一番旨くやっているのがKeyShotだと思われます。簡易型はもう少し細かく、GPU使用タイプとCPU使用タイプに分けられるのですが、GPU型はコースティクスの表現が弱いという根本的な問題があります。これに関してはフォトンを撒くしか方法はなくて現状ではこのような複雑な処理はCPUでしか出来ません。

例えば、下の動画をご覧下さい。



サブサーフェススキャッタリングの処理、見事なものです。このような複雑な表現等一朝一夕にできるものではなく、多くの時間とコストを掛けて開発して初めて可能となります。

2010年7月28日水曜日

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Quadro Fermi

SIGRRAPHの季節ということでNvidiaが新しいQuadroシリーズをリリースしたようです。レイトレーシングが約4倍早くなっているということです。

New NVIDIA Fermi-Class Quadro Launches the Era of Computational Visualization


それに伴い各アプリケーションのデモビデオも色々アップされています。

Design Garageのデモ



Bunkspeed Shot



RTT DeltaGen Realtrace



RTT Realflow これは今まで別マシンでやっていた風の流れをGPUで計算するというものですね。



4D Cardiac Flow with Quadro demo 血液等の流れをビジュアライズしているものですが、面白いです。



Mari テクスチャーを貼り付けるツールです。

2010年6月21日月曜日

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第18回 3D&バーチャルリアリティ展

製造系の方には恒例というか今年も6月22日―24日に東京ビッグサイトで設計・製造ソリューション展(DMS)が開催されます。

同時開催という形で産業用バーチャルリアリティ展も開かれてきました。折からの3Dブームにあやかってか今年から名前が3D&バーチャルリアリティ展に変わりましたw。僕の方はといえば、クリスティ・デジタル・システムズさんのブースで今年もお手伝いをさせて頂くことになりました。(ブース番号23-14)。今年は新型3D対応プロジェクター/Mirage WU7K-Mの世界初お披露目を行うそうです。

僕の方では、メインステージの方ではRTT DeltaGen, ShowCase等を使ったプレゼンとあと上の新型プロジェクターを使用した「没入型表示装置:Holostage-MINI(ホロステージミニ)」のお手伝いをします。こちらもRTT Immersiveを使ったCAVEシステムをお見せします。聞くところによるとこちらは今年は予約制でかなり埋まっているようです。

最近お会いしていない人も多いので、もしいらっしゃることがあれば是非是非クリスティブースまで。お待ちしております。

2010年5月28日金曜日

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iPhoneでGmailを受ける際にプッシュを使うと全て既読になってしまうバグ

iPhone使っているのですが、メールはGmailで受けています。この際
プッシュを使うとGmail側の設定が自動的に(というか勝手に)IMAPをオンにします。
まあ、そこまでは良かったのですが、メールが全部既読になってしまうというバグが突然発生しました。色々調べているとTechCrunchにこんな記事が。「Gmailに「勝手に既読にするバグ」あり―応急処置はこちら」

読んでみると、Peekモードをtrueにしろ、とあるがそれだけでは何がなんだかわからないw。
試行錯誤の末、以下の方法であることがわかりました。

1 Gmailの設定からLabに行く。
2その中からIMAP拡張モードというのを選択して有効にする。

下の画像のように

3設定後、Gmailの設定からメール転送とPOP/IMAPを選ぶ。IMAPアクセスの項に選択項目が増えているのが、確認できますが、その中の一番下、フォルダサイズの制限からIMAP フォルダ内のメッセージ数をこの件数に制限するを選択。件数はなんでもいいようです。



これでばっちり直りました。

2010年5月23日日曜日

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3Dプリンター

先週、ちょっと面白い製品を見てきました。(株)ミルトスさんで見せてもらったのですが 3Dプリンターです。この手のもの以前からあります。紙で作るものはこのブログでも紹介したことがありますが。

・特殊な樹脂を光当てて固める
・ABS系のものを溶かして積んでいき固まるのを待つ。
・レーザーで焼いていく
あたりが一番ポピュラーな手法でしょうか。見せてもらった製品Solido社SD 300 Proというものでしたが、これの手法はユニークでした。PVC(塩ビですね)のシートを延ばして切って糊をつけて重ねていく、というやり方です。で、サポートの部分(つまり要らない部分)は糊が剥がれるように別の溶剤を塗っておきます。プリントが終わり出来上がったものから要らない部分をびりびりと剥がしていくと完成品になる、という仕組みです。積層されたフィルムを剥がしていくのですが一層、一層剥がすのも大変なので(丸まっちゃってどこから剥けばいいかわからなくなったサランラップを想像してください)この造型機、賢いやり方をしています。次の層、次の層とちゃんと繋がっていて、引っ張っていくと自然と剥がれていきます。

いや、面白い。材料価格が安いのと、複雑な仕組みを使用しないので壊れない。熱を使わない等がメリットなのだそうです。

恐竜の顔も拡大するとわかりますが、なかなかの精度です。0.01mmだそうです。


こちらは本体。


ビデオはこちらです。糊を剥がす仕組みについて説明しています。GX200なので動画汚いですがご勘弁をw。



会社のビデオはこちらにありました。




いかに切削や製造の煩わしさから逃れるかがこのような製品のキモなので、そういう意味ではかなり良い線いっているのでしょう。CADの隣に置いて出力するってことあちらでは普通にやってそうです。

2010年5月15日土曜日

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KeyShot

タイトルにもあるとおり、新しい製品を扱い始めました。
KeyShotというレンダリングソフトです。
これがなかなかすぐれものでレイトレーシング、フルグローバルイルミネーション
を実現しながらあっという間に写真品質の画像を作成します。
下の画像を見てください。




今流行のGPGPUではなくCPUベースですが、その長所は

1 高価なグラフィックボードが要らない
2 複雑な計算も可能
といったところでしょうか。未だGPUでは限界があり、例えばコースティックスなどの
処理はできません。まあ、この辺はいずれ統合されていくのでしょう。どちらがいいとかいう
議論はあまり意味がないと思います。

サイトはこちらとなっております。
デモ版もありますのでお試しください。
 
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