データプレップ(読込やデータ整理)
- サポートするデータフォーマット KeyShotの方が多い。
- データ変換精度 VRED Essentialsが優位(上位製品とは異なりますがなかなかいいトランスレータを積んでいます)
- データ整理 KeyShotより多くの機能を備えています(データリダクション、データ整理など)
レンダリング UIや操作のしやすさ
- KeyShotのほうが直感的です。但しVREDも今バージョンでだいぶ良くなりました。
- レンダリングスピード VREDのほうが高速
- マテリアルなど KeyShotのほうが予め用意されたライブラリは多いです。サブサーフェススキャタリングなどの機能はほぼ一緒。
詳しい比較はまたいずれやってみたいのですが、KeyShotに比べての優位点は現状
- レイトレースの計算が速い
- カメラ 下記ウインドウ(これはVRED Proのものですが機能は一緒)のようにハイエンド製品と同じ多くのパラメータを備えています。
- レンダーパス これ現状KeyShotには無いものですね。
- OpenGLライト HDRI以外にもライトを置くことが出来ます。
- ファイル出力 .mbや.fbxに出力できます。 といったあたりでしょうか。
VRED Proのカメラ設定画面
逆に劣るところは
- UIや操作性 日本語インターフェースが無い
- デフォルトのマテリアルライブラリの数が(KeyShotに比べると)少ない
となります。 面白いことに、KeyShotで「これが出来たら良いな」という部分がVREDでは可能だったりします。これは決して偶然というわけではなく、求められる機能が大体似通っているのと各製品には必ず長所、短所があるということに尽きると思います。ソフトというのは一製品だけで完結することはあまりなくて筆者=長谷川的には両方使ってもいいと考えています。KeyShotもVRED Essentialも価格があまり張らないエントリーレベルの製品であります。またVREDはデータ変換/出力の部分が強いので(現状サポートしているCADデータはIGES, STEP, CATIA, NX, Pro/Engineer, SolidEdge, SolidWorks, JTその他)トランスレータ用途としても充分実用に耐えます。(それだけではもったいないですが)。トランスレータに特化したソフト(例えばDeepExplorationなど)よりも良いテセレータやレンダラーを備えています。KeyShotの場合データの読込にやや難がある場合も時に見受けられるのでこういったツールを使って業務を補完するのも良いやり方かもしれません。 価格はノードロック版が¥190,000となります。(アニメーションが標準でついているので価格もちょうどKeyShot+アニメーションモジュールと同等となります。)PC/Mac両プラットフォームで動作します。この辺りはKeyShotと一緒です。またHDR Light Studioのプラグインも(これもKeyShot同様)用意されています。専用サイトはこちらになります。デモ版も用意されていますのでお時間のある時に是非一度試してみてください。(KeyShotとはちょっとデモライセンス申請の方法が異なります)。繰り返しになりますがKeyShot同じぐらい良い製品です。是非皆さんのお仕事に活かして頂きたいと思います。
VREDオフィシャルサイト
VRED Essentialsでレンダリングした製品
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