2010年10月7日木曜日

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KeyShot 2.1をリリースされました。

弊社で扱っている製品にKeyShotというレンダリングソフトがあります。別サイトを立ち上げていて詳しくはこちらをご覧頂きたいのですが、最近、新しいバージョンをリリースしました。これがなかなか優れものでして、レイトレーシングソフトとしての画像の質感はかなりのものです。レイトレーシングソフト大きく分けると三種類ありまして(といってもあくまで個人的に、勝手に分類しただけですが)
・大規模なハードウェアを使って力任せ(RealityServerやDeltaGen Realtraceなどがこれです)
・計算をなるべく端折ろうとする簡易型(KeyShot, Bunkspeed Shot, Shaderlight, Photoview等々)
・チップレベルで解決しようとするもの(こちらでも紹介したCaustic Graphics)
となります。要するに処理が非常に重いのでどうしようか、という問題なのですが、その中の簡易型で一番旨くやっているのがKeyShotだと思われます。簡易型はもう少し細かく、GPU使用タイプとCPU使用タイプに分けられるのですが、GPU型はコースティクスの表現が弱いという根本的な問題があります。これに関してはフォトンを撒くしか方法はなくて現状ではこのような複雑な処理はCPUでしか出来ません。

例えば、下の動画をご覧下さい。



サブサーフェススキャッタリングの処理、見事なものです。このような複雑な表現等一朝一夕にできるものではなく、多くの時間とコストを掛けて開発して初めて可能となります。
 
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